2006年 04月 05日
『NHKスペシャル ドキュメント北朝鮮』 4月2日(日)からの3夜連続放送でした。 資料や証言を元に上手く構成されていて良かったです。 録画してなかったけど、再放送があるのなら録画しておきたいです。 特に私が良かったと思うのは2回目、金日成から息子の金正日に権力が世襲されたところ。 社会主義国として友好関係にあった東欧からは、権力の世襲はあるまじき行為として見られていたこと。 あれでは社会主義ではなく封建主義ではないか、という北朝鮮に駐在したことのある元外交官の感想がありましたが、まったくその通りですね。 それと、金日成への個人崇拝を徹底していく中で、同時に息子の金正日が虎視眈々と権力の掌握を狙っていたところ。 金正日が父親を立てつつ気に入られるように策を練り一生懸命やっているように見せる、そういうところが金正日の若い頃の映像によく表れていたように思います。 父親を前にした時の息子の気配り、あそこに朝鮮人臭をプンプン感じたんですよねぇ。(笑 ベースには儒教の精神があるのは間違いないと思います。 それプラス、この親子の場合には権力をスムーズに世襲させなければならない特殊な事情もあったので、なおさら息子・金正日の野望が激しく、それが身振り手振りに表れていて印象的でした。 あと、対南工作のために、日本人の拉致が始まったという下り。 映像を観ながら、あんな奴らのために多くの日本人が犠牲になったのかと思うと、怒りが込み上げてきました。 主体思想・個人崇拝の維持、そんな身勝手なことのために、ただの道具として必要になったので日本人がさらわれていった。 何人もの人が証言しているように、日本人も含めた外国人の拉致を指示したのは金正日で間違いない。 であるならば、拉致事件の解決なくして北朝鮮との国交正常化など何事も話を進めてはいけない、あらためてそう思いました。
by k_milliard
| 2006-04-05 10:49
| 朝鮮
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