2004年 05月 25日
大局的見地から、事を急ぐべきではない。 これが、日本の対北朝鮮政策の基本姿勢なのだろう、きっと。 当然、ここには拉致事件の対応も含まれているようだ。 言っているコトはもっともだと思うし、理解できる。 現実的な対応なのだろう。 アメリカや中国の顔色も気にしないといけない。 これが日本の限界、そうだと思う。 だが、それでも敢えて言わせてもらえれば、主権侵害には断固として立ち向かう姿勢が必要である。 可能な限り早急な対処を要する問題のはずだ。 領土問題で言うと、韓国が竹島を占拠した際、早急に対処していれば今のような事態にはならずに済んだに違いない。 このまま放置していると、既成事実となって(もうなっているようなものだが)竹島は韓国の領土になるのも時間の問題だ。 次は対馬に狙いを定めているみたいだが、断固としてはねつけないといけない。 尖閣諸島にしても、絶えず先手を打たないコトには、竹島の二の舞になりかねない。 同じように、北朝鮮による拉致事件も、れっきとした主権侵害である。 これまでの日本政府が放置してきたのが最大の功罪かもしれないが、小泉首相の9.17日朝会談を契機として、国家犯罪が確定したのである。 北朝鮮が主権侵害を認めたのだ。 だったら、これも早急に対処しないといけない。 東アジアの安定が大事なのは分かるが、拉致事件は家族会に言われたから解決するのではなくて、主権侵害だから解決しないといけない問題のはずである。 東アジアの安定の前に、日本の安全が脅かされている。 日本だけが泣き寝入りする理由はない。 もし、一部の被害者を人柱にさえしておけば、我々の平和な生活が維持できる、と考えているとしたら、それはあまりに虫のいい話だと思う。 事なかれ主義では、結局やられっぱなしで問題解決にはならない。 さすがに北朝鮮もこれ以上日本人を拉致しないだろうけど、北朝鮮に限らず、これからも形を変えて日本の主権は侵害されるだろう。 それを防ぐ意味でも、北朝鮮に対して私達は「主権侵害は絶対に許さない」という断固とした態度をとらないといけない。
by k_milliard
| 2004-05-25 11:26
| 拉致事件関連
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