2004年 04月 30日
私にはアメリカ人の知り合いもいるので、アメリカの人だからというコトだけで嫌いになるコトはありません。 むしろ、今まで知り合った人達は好意を持てる人の方が多かったです。 なので、アメリカの人に対しては別段どうとも思ってないのですが、アメリカという国になると受け入れ難いモノがあります。 一番の理由は、アメリカにはやりすぎる面が強いからです。 かつて日本はアメリカと戦争をして、双方に多大な犠牲者をだしました。 戦争ですから、どっちが良いとか悪いとか簡単には決められないですし、どっちにも言い分があって当然でしょう。 ただし、アメリカは日本にやりすぎた。 「戦争なんか勝ったらいいんだよ。 勝ったら後でなんとでも言えるんだ。」 と言えばそれまでですが、私には納得できません。 都市部への空襲と原爆の投下は、やりすぎでしょう。 死ななくてもいい人をたくさん殺しすぎた。 今のイラクだって、ファルージャはやりすぎだと思います。 だから、日本が負けたから、ではなく、やりすぎるアメリカにはついていけない、というのが私の気持ちです。 「長いものには巻かれよ」 は、生きていく上での大事な教訓でしょう。 日本も、アメリカに追従するしか道がないと思えるのも仕方がないと言えます。 しかし、巻かれている時期があるのは仕方ないにしても、ただ巻かれているだけではダメなんではないでしょうか? 嫌々でも我慢して巻かれているのと、このほうが楽だからと巻かれているのとでは、意味が全く違います。 今回の自衛隊のイラク派兵にしても、かつての日本と同じような境遇にあるイラクに対して、アメリカの指示で軍隊をだすという行為が、道義的に許せない。 自分と同じような境遇の人を前にして、やってるコトが情けないです。 だから、軍隊を派兵したコトそのものよりも、その派兵の仕方が間違っていた、と私は思います。 ですが、もう終わってしまったコトは戻ってきません。 本音を言えば、 「私が間違ってました。すみませんでした。」 と謝って自衛隊を引き上げて欲しいところですが、巻かれている立場上、今の日本にはできないでしょう。 できれば、一日も早く国連主導の元で自衛隊が活躍できるように願います。 これからは、派兵した国の責任として、相手から恨まれようともちゃんとイラクの面倒を見ていかないといけないです。 例え何人の日本人が死のうとも。
by k_milliard
| 2004-04-30 11:57
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