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2005年 09月 24日

時が経てば分かり合える戦争と、そうではない戦争

日英元兵士が合同慰霊祭 マレーシア・ペナン島沖(産経新聞)
>  第2次大戦中にマレーシアのペナン島沖で英国艦隊に撃沈された旧日本軍の巡洋艦「羽
> 黒」の乗組員を追悼するため、生還した元乗組員と、当時、敵兵だった元英国軍兵士らが
> 23日、沈没現場の海上で合同慰霊祭を行った。
>
>  羽黒は60年前の1945年5月、英艦の魚雷を受けペナン島の南西約90キロで沈没。乗
> 組員1055人中、約750人が犠牲となった。
>
>  日英合同慰霊祭は、父親が英軍兵としてペナン島沖の戦闘に参加したピーター・バントさ
> ん(56)らが企画。在日英大使館を通じて、羽黒の元乗組員や遺族でつくる遺族会に開催
> を打診し、日本側も了承した。
>
>  日本側から元乗組員や遺族ら約40人、英国側から約50人が参加。バント氏が「戦闘に
> 参加したすべての友人や仲間を思い出し、命を失った日本人の名誉をたたえよう」とあいさ
> つし、参加者が花束を海に投げ込んで犠牲者を悼んだ。
>
>  日本側代表で、羽黒に2等兵曹として乗船していた岩下守雄さん(81)=熊本県山鹿市
> =は「英国側からの申し入れはありがたかった。わだかまりはもうない。もう10年早けれ
> ば、もっと多くの元乗組員が参加できたのだが」と話した。

戦争体験の無い者が勝手なことを書くなと言われそうですが、国と国のぶつかり合いで戦った者同士、時が経てばこのような交流も出来るものなんですね。
もちろん、全ての戦いや兵士がそうだとは思いませんが、過去は過去、今更相手を恨んだところで仕方が無いですし、今はこうして命を落とされた方々を静かに心から弔えることに意義があるのではないでしょうか。

戦争と言っても、艦船の戦いや空中戦と地上戦とでは、またその思いも異なるのかもしれません。
また、民族同士の憎悪が根底にあるような場合は、こうはいかないでしょう。
パレスチナ問題にしても旧ユーゴスラビアでの戦闘にしても、現段階では修復不可能と思える状況下では難しいです。
それに、現代の対テロリストの戦いも、主として民間人が被害を受ける状況では、交流のしようも無いと思います。

もしこれが、日本と中国ならどうでしょうか?
例えば、日本側からの提案で南京とか重慶で合同慰霊祭をしようと持ちかけたとして、はたしてこの記事のように上手くいくでしょうか?
私は、日本側は冷静に対応できると思いますが、中国側は・・・どうでしょうか。
もし国家間の合同慰霊祭ということであれば、中国共産党が相手というのは変なので、あくまで当時その戦闘に関わった人同士の慰霊祭になると思いますが。
やったやられたで言うと、戦争ですから双方に犠牲者が出ているわけで、そういう意味ではイーブンなはずなんですけど、相手が中国人だと日本の一方的な謝罪祭になるような気がします。
つまり、加害者と被害者が明確な形での慰霊祭。
しかし、この記事にもある通り、合同慰霊祭とは亡くなられた方々の死を弔うのが目的であって、そこに加害者とか被害者とかそんなものは超越しているはずです。
従って、もし日中間で合同慰霊祭が開催されるのであれば、お互いが対等の立場で成されるべきです。
そうではなく、民族浄化政策等が原因で一方的に虐殺されたとか、そういうのは別ですよ。
だけど、日本はそうじゃないですから。
だから、中国やなぜか韓国・北朝鮮までもが、この「一方的な謝罪」を要求してくると言うのは理不尽であり、安易に謝ってしまう日本政府や外務省の対応もおかしいと思います。
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by k_milliard | 2005-09-24 01:39 | ニュース