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2005年 02月 10日

スタンダードな論説

もう二ヶ月くらい前になりますが、ABCラジオ木曜13:30~15:30「桑原征平 粋も甘いも」を何気なく聞いていたら、W杯最終予選「日本vs北朝鮮」の事を語っていました。
どのコーナーだったか定かではありませんが、メインパーソナリティの桑原さんが、この試合についてある提案をしていました。
それは、日本代表のユニフォームに、北朝鮮に拉致された人の写真をプリントして、それを着て試合をしてはどうだろうか、というものでした。
つまり、そうやって拉致事件をサッカーの国際試合でアピールすることによって、しかも北朝鮮を相手にして戦うわけだから、その模様が北朝鮮で放映されるだろう、と。
そうしたら、拉致された日本人がそれを観て、「自分達のことがこれだけ取り上げられているんだ」と思って、勇気づけられるんじゃないだろうか。
また、そうすることによって、拉致事件の解決が早まると思いますよ・・・というような内容の事をかなり熱く語っておられました、元関西テレビ局アナの桑原さんが。

この提案、番組内のコーナーでの話なわけで、ある程度面白おかしく言ってるんだとは思いますけどね。
ただ、桑原さんは結構本気で北朝鮮でそんな映像が放映されると思っていたフシがありました。
もしも、もしも本当にそんなユニフォームを着て日本代表が試合をしたとしても、ですよ、普通の日本戦でさえまともに放映されるかどうか怪しいのに、北朝鮮にとってそんなキワドイ内容の映像なんか放映されるわけないでしょうが。
それと、桑原さんはこの提案の前後に、日本は過去に朝鮮に対して酷いことをしたんだから謝らないといけない、と、タレントが朝鮮を語る上である意味スタンダードな論説も展開してました。
なんかねぇ、そういうとこがねぇ、拉致事件の被害者に同情してモノ言ってんのか、ただの無知なのか、それともワザと言ってんのか理解に苦しむんだよなぁ。
北朝鮮の拉致事件と日本の過去との間に、なんか因果関係でもあると思ってんのかな。
それに、この提案、互いに一生懸命プレーしている両チームの選手のことなんかどっかイッちゃってるし。
アイデアとしては面白いのかもしれないけど、桑原さんにそう言わせてしまっている放送業界の朝鮮に対する常識みたいなものが、とても気になりましたね。

念のために言っておきますが、私は桑原さんの、ヘタな若手芸人なんか真っ青のチャレンジスピリッツは評価してますから。
(桑原さんは局アナ時代に、番組で猛獣に接近したり、とても危険な目に何度も遭ってます)
桑原さんに限らず、芸は芸として認めてます。
人間性の評価とは別だと思ってますので。
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by k_milliard | 2005-02-10 01:19 | 寸評