2004年 07月 06日

違和感

フジ月9「東京湾景」
観るつもりなかったんですが、たまたま時間が合ったので観ました。

自分、普通のドラマとして、あまり観れなかったですね。
ドラマの筋とは関係のない妙なところばかり気になりました。

まず、このドラマは「日韓友情年2005」にむけて日本民間放送連盟の雄としてフジがわざわざ「月9」という特別枠を確保したであろう、という憶測。
大きな流れとしてこの「日韓友好」があると仮定すれば、おのずとこのドラマの性格、そして限界も容易に想像できます。

そう思って観始めましたが、初回ということもあってか、落ち着いた感じで進行していたと思います。
いや、普通のドラマとして観たとしたら、そこそこ楽しめたと思いますよ。
シンプルな恋愛物でいいんじゃないでしょうか。
それに、仲間さんのドラマは好きで結構観てますし。

良かったことを一つあげると、二人の出会い方ですね。
たぶんこのドラマでは、国籍の告白が一つの山になるでしょう。
しかし、民族衣装を着た仲間さんを和田君はいきなり見てしまった。
在日朝鮮人が日本人と恋愛をする場合、国籍の告白という大きなハードルがあります。
これは恋愛に限った話ではないですが、特に好きな人にこれを告白するというのは、かなり勇気がいります。
なぜこうなったかという考察は置いといて、実際問題としてまだこういう状況は一般的にあるだろうと思います。
それをこのドラマでは、もういきなり朝鮮人であることを偶然とはいえバラしてしまっているので、おそらく国籍の告白というハードルがスムーズに超えられるんじゃないでしょうか。
こんなレアケース現実的ではないから、まさにそれがドラマなんですが。

んで、いちゃもん、いや、気になったことですが・・・

まず気になったのが、主役の仲間さんと父親役の石坂さんが、韓国の人に見えなかったなぁ。
民族衣装を着て写真に納まってたのくらいかな、雰囲気でてたのは。
これは、本物の在日俳優を起用すると生々しいから、あえてそうしたんでしょう。
妹役のソニンさんは、一応押さえるとこは押さえた、また、ソニンさんのイメージ的にも適役だったのでしょう。
ちょい役だったけど、サトエリの方が仲間さんよりも韓国人っぽく見えたな。
あと、中村俊介さんの風貌には笑ってしまった。
あれ、「冬のソナタ」をかなり意識してたでしょう。

う~ん、一番違和感あったのは、やっぱり石坂浩二さんだろうな。
あんな知的な感じのお父さん、韓国人の家庭にいそうにないもの。
探せばどっかにいるでしょうけど、あくまでイメージの話でね。
このドラマ、簡単に言うと国際恋愛がテーマなわけでしょう。
で、厳格な父親が娘の思いに反対して、ドラマは盛り上がってゆく、と。
韓国風に言うと、娘に個人の思いよりも血筋を大事にしろ、純血主義を守れ、というようなことを迫るんですよ。
そのイメージに合わないんだな、石坂さんでは。
もっとリアルに表現するんなら(そんなものは求めてないだろうけど)、
   松:ジョニー大倉
   竹:岩城晃一
   梅:錦野旦
でどうだ!
これは、実際にいそうな順番であり、キツい順位でもあります。
石坂さんに反対されるよりも、ジョニーさんに反対されるほうがリアルでキツいでしょ?
相手が日本人、って言ったとたんボコボコにされそうだもんな。

ちょっと最後はちゃかしてしまいましたが、実際の話、朝鮮の家庭のほとんどが日本人との婚姻を好ましく思ってませんね。
最終的には結婚を認めるとしても、最初は難色を示します。
これは儒教の影響もあるし、彼らが日本人を格下に思っているからでもあります。
日本人以上に朝鮮人の方が差別意識が強いんですよ。
それが、特に憎い日本人であれば尚更でしょう。
外国で定住してるんだから、混血が進むのは必然でしょうに。
日本人に囲まれて生活しているのに、
「なに?相手は日本人だと!わしは認めんぞっ!」
って、根本のところで話がおかしいんですよ。
外国で生きていくということが、どういうことか分かってない。
むしろ、その頑なな態度は滑稽ですよ。

このドラマも、その辺の核心に迫ってくれたら数倍評価は上がりますが、きっと在日朝鮮人問題の上澄みだけすくって分かったように納得して終わるのではないでしょうか。
なにせ「友好」が目的ですから・・・
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by k_milliard | 2004-07-06 02:07 | テレビ


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