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んなアホな!

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2006年 03月 16日

WBC雑感

WBC2次リーグ、韓国代表に負けたのは残念でしたね。
それだけ韓国代表に実力がありチームとしても調子が良く、なにより精神的に勝負に拘っていた結果、日本代表に勝てたんだと思います。
日本代表も現状でやれるだけのことはやっていたと思いますけれど、やはり韓国よりも何かが劣っていたから負けたはずです。
ここは素直に韓国代表の強さを認め、準決勝で韓国代表が善戦するよう願いたいです。

ところで、2ちゃんねるを見ていると、韓国に負けたのは誰のせいなのか、戦犯探しがちらほらと。
試合に出場していないヤンキース松井の名前なんかも出てました。
でも、負けた後からあれこれ言っても意味無いっすね。
負けたことを誰か個人のせいにしても何の収穫も無いでしょ。
たしかに、監督の采配や個々の選手の資質的な問題があったのかもしれないけど、特定の人間だけを槍玉にあげるのはどうかと思います。
まるで、太平洋戦争をA級戦犯だけのせいにしておけば東アジアに平和が訪れるんだぁ、みたいな特亜的未来志向のようで嫌です。(笑
しかも松井選手なんか出場してないのに、出場を辞退したことが負けた原因のように言われて、迷惑な話ですよ。
前にも書いたように、大リーグでもそうでしたけど、有力選手が出場辞退した原因は、こんな時期に開催したWBC側にありますから。
それに、例えスケジュールに余裕があったとしても、出場するしないを決めるのは最終的には選手個人の判断であって、それを尊重せずに「今のおまえがあるのは誰のおかげだ!?」っていう言い方は、いかにも日本人の悪い部分、ムラ社会の閉鎖的なモノの考え方だなぁと思います。
(韓国はもっと酷いのかもしれませんが。(笑))
いや、道理としては正しいと思いますよ。
ただ、松井選手にしても、どんな思いで出場を辞退したのか、体調はどうなのか、彼を取り巻く環境はどうなのか。
そういうことを勘案するだけの寛容な精神も無く、恩着せがましく、厳しく批判する人の気持ちのほうが私は問題だと思いますね。

これを何か身近な話に無理やり例えるとすれば、忘年会シーズンに身内の法事が重なった場合なんかどうですかねぇ。
例えば、大事な案件の仕事が山場の時期で失敗が出来ず、故に上司や部下とコミュニケーションを密に図りたいと思っているときにシーズンたけなわの忘年会が企画された、と。
一方、同時期に身内の法事も予定されていて、週末にズラすことも出来るのに、運悪く平日の同じ日にやると連絡が来てしまった。
一応、週末であれば出席できるとは言ったものの、そんな意見は却下されてしまった。
本当なら大事な身内の法事なので自分としても出席するのが筋だし行きたい気持ちは十分にある。
でも、今の仕事のことを考えると、どうしてもこの忘年会だけは外せない。
悩んだ挙句、当日は忘年会に行くことにした。
すると、親戚の中から「どうしてあいつは来ないんだ」「一体、誰のおかげで今の生活が出来ると思ってるんだ」という非難の声があがる。

かなり強引な例え話なので、これに関して厳しいツッコみはご遠慮下さいな・・・;
でも、こういう「どっちを取る?」みたいな話なら、私達の身近にもあるんじゃないかと思います。

まぁ、私はイチロー選手よりも松井選手のほうが人格的に優れていると思うから、余計に松井選手を贔屓目に見てしまうのかもしれませんけどね。
イチロー選手がプロ野球選手として一流なのは認めてますし、彼は彼なりにストイックな性格だと思います。
でも、1次リーグ前の記者会見で、イチロー選手はちょっと強気な発言をしてたでしょ。
たしか、「30年は日本に手は出せないな、という勝ち方をしたい」って言ってましたよね?
あーいう発言、私嫌いなんですよねぇ。
思い返せば1989年の日本シリーズ第三戦終了後、近鉄の加藤投手の不用意な発言がきっかけで巨人が奮起し近鉄が日本一を逃したのは有名な話です。
口は災いの元って言いますけど、イチロー選手の場合もちょっとその気があるんじゃないでしょうか?
先輩選手やOBに対して、冗談だと分かっていても高慢な発言が過ぎると思います。
いまいち私がイチロー選手を好きになれないのは、そういう面が目立つからです。

今回の彼の発言は韓国を名指ししていたわけでは無いので韓国側の屈折した過剰な反応もあったにせよ(笑)、謙虚さを感じさせない自信たっぷりな発言をするイチロー選手には、今回のことで何かを学んで欲しいと思いました。

by k_milliard | 2006-03-16 20:10 | 寸評


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