んなアホな!

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2004年 05月 07日

映像化する意義

5月5~6日 テレビ東京系「赤い月」を観ました。

観たといっても全部ではなく、ところどころですが。

「大地の子」もそうだけど、日本人の受難を描いた映像を観るのは辛い。
実際にこの時代を経験した世代は高齢なので、だからこそ若い世代が観ておく価値があると思う。
かつての日本がしたコト、されたコト、本当の話を知る勇気が必要だろう。

ただ、近年の日本が関わった戦争を映像化したモノには、戦争反対というテーマだけでなく、おそらく近隣諸国を意識した配慮を感じるモノが多い。
配慮はいいんだけど、その影で本当の話が描かれなくなっているとすれば、それは問題だと思う。
日本が悪いコトをした、そんな話はいくらでも映像化されてきた。
一方で、日本が悪いコトをされた、という事実もあるはずだ。
満州の民間人が受けた受難は、本になったり映像化されていると思うので、どちらかというと認知されやすい話だと思う。
沖縄戦での悲劇も、さんまさんを主役にしたりして、最近は映像にもされるようになったと思う。
娯楽としての戦争映画ではなく、このような戦時中、いや、戦前戦後の話は、悲劇を繰り返してはいけないという自戒の念も込めて、これからも語り継ぐ必要があると思うし、意義のあるコトだと思う。
出版・映像関係の方には、偽りの無い本当の話をこれからも作り続けて頂きたい、と願います。

で、私の希望をこれから書きたいが、たぶんムリだと思いながら書くことにする。
それは、原爆をテーマにした映像だ。
今までにも、映像で原爆の悲惨さを訴えかけた映像はあった。
ただ、核兵器に関しては、単に戦争の枠に収まらない世界規模の問題だと思うし、実際に投下された国として未来永劫繰り返してはいけないコトとして訴えつづけていく使命があるように思う。
それと、近年の映像の進歩により、よりリアルな映像化が可能になったと思う。
たとえば、映画「パールハーバー」のように、映像化するインパクトというのは強烈なモノがあるだろう。
だから、私が観たいのは、投下後の悲惨な状況を可能な限り事実に即した映像。
それはエンターテイメントとしてではなく、いうなれば再現フィルムという意味での準記録映像だ。

昨年、NHKが原爆をテーマに製作した番組などは、とても有意義だった。
実体験を絵にして、それをデータベース化するのを記録していた。
あれを観て、絵だけでも十分悲惨な状況が伝わったし、それこそスミソニアン博物館にでも展示してもらいたいと思った。

私達日本人ですら、原爆の悲惨さと言われても、実際に体験した人でなければ理解できないだろうし、それが投下した側ともなると、どれだけの事実が伝わっているのか怪しいものだ。
数字だけ見て、何万人死にました、で終わり、感想もなく済まされているかもしれない。
だからこそ、人類がもうやってはいけない教訓として、このような映像は必要だと思うし、訴えかける手段としては一番分かりやすいと思う。

しかし難しいのは、実体験のある方々にとっては思い出したくないコトなので、それをあえてやるにはかなり辛い作業だろう。
このような映像を作るには、体験者からの話と協力が不可欠だと思うから、それを考えると作れないだろうな、と思う。
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by k_milliard | 2004-05-07 11:45 | テレビ | Trackback | Comments(0)
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