2005年 03月 06日

そもそも少数派じゃないですから

人権法案を問う 辛淑玉さんインタビュー(東京新聞)

人権法案の中身ではなく、辛淑玉氏の発言内容について思うところがありますので。

>  マイノリティーに関し、与野党とも無知。イラクの日本人人質事件後、民主党幹部に「在日外国
> 人の私が人質になったら民主党は助けてくれるか」と質問したら、「世論が支持しない」と答えた。

まず、この民主党幹部の回答がおかしい。
「外国人は保護対象外」と回答するべきでしょう。
拉致問題もそうだけど、世論が支持するかしないかは本質的要因ではないです。

> 政治家は外国人を犯罪者予備軍か低賃金労働力として見ており、在日コリアンのように「国民」
> の枠からはずれた者、一票を持たない者は意識の中にもない。

自分で言ってて分かってるじゃない。
「在日コリアンは日本国民ではない」
で、「政治家は外国人を犯罪者予備軍か低賃金労働力として見ており」という決めつけが凄い。
これは、ご自身が「犯罪者予備軍か低賃金労働者として政治家から見られたことがある」という経験からの発言ですか?

> だから、与党案にだって飛びつきたくなる。東京都の管理職受験資格が否定されたように、
> 在日コリアンも一貫して無権利状態。われわれマイノリティーは今、なんの保護もない「奴隷」
> なんですよ。

凄いっ!
凄すぎて頭がクラクラしてきた、マジで。
どうやったら、こういう「斜め上空半万光年先」なことが言えるんだろう。
「保護がなかったら奴隷」という公式は、朝鮮学校に行けば教えてもらえるのかな?
それに、「在日コリアンも一貫して無権利状態」って・・・
こんなこと言ってたら、そりゃ日本人怒るって。
無権利かよ、え?
んなワケなかろう。
特別永住者が他の外国籍の人よりも、まさしく「特別」扱いされているのを知らないワケないでしょ。
知らないとしたら、あんた在日としてモグリだ。
では、辛淑玉氏がエセ在日ではないとしたら、事実を意図的に歪曲し公の場でこのような発言をされていることの意味を、どのように理解したらいいのでしょうか?

>    ――在日外国人に指紋押なつを強制した人たちが、今度は辛さんたちの人権を守ります、
> と言っている。感想を。
>
>  吐き気がします。悪夢ですよ。

悪夢を見そうなのはこっちなんですけど。(爆)
質問の「在日外国人に指紋押なつを強制した人たち」というのもおかしいし。

このインタビューでは、マイノリティをどう定義するのかが問題です。
日本国籍を有する国民の中のマイノリティなのか、それとも、国籍は関係なく日本に居住している者の中のマイノリティなのか。
辛淑玉氏の言うマイノリティは後者でしょう。
日本人としてではなく、日本に住む者としてのマイノリティ。
ただ、どうですかね、アメリカで市民権の無いグリーンカード(永住権)保持者を「アメリカのマイノリティ」と言うのは妥当でしょうか。
また、日本で仕事をしている、例えばNOVAの講師をしているアメリカ人を「日本のマイノリティ」と言うのは妥当でしょうか。
アイヌの人とか、或いは独自の文化を築いてきたという意味で沖縄の「日本国籍を有する少数派の日本人」のことをマイノリティと言うのは妥当かと思います。
だけど、日本が加害者とされる「歴史的背景」を根拠に、韓国・朝鮮籍の人のことを、しかも「日本国民ではない」と自覚している人達のことを「日本のマイノリティ」とは言えないでしょう。
「言える」と言うのであれば、その根拠を徹底的に検証してくださいよ。
韓国・朝鮮籍の人による様々な権利・賠償・謝罪要求の根拠は、例外なく日本と朝鮮半島の歴史にありますよね。
おそらく、その歴史的事実を詳細に検証し議論をすれば、要求の根拠は崩れるはずです。
マイノリティであることを主張し続けるためにも、日本が加害者であるという都合の良い根拠がどうしても必要なのでしょう。
つまり、彼らが日本に要求し続けるためには根拠が崩れてはいけないし、崩れそうになると感情的に強く押さえ込もうとするのだと思います。

辛淑玉氏は、マイノリティであることを利用して上手く主張していますが、もしご自身のことを「日本のマイノリティ」だと認識されているのであれば、少なくとも日本の発展と繁栄を願い日本の国益に適った振る舞いをするべきです。
しかし、日本人としての自覚が無い外国籍のまま「日本のマイノリティ」としての意見を言われても、それは違うと思いますよ。
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by k_milliard | 2005-03-06 13:13 | 寸評


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