2005年 02月 13日

ゴミは金なり

引っ越し時ご注意を ごみ処分→高額請求 悪質業者が横行(Sankei Web)
>  引っ越しの時に出る大量のごみの処理をめぐって、引き取り業者から高額な費用を請求されるケースが急増
> している。業者のなかには、廃棄物処理法に定められた手続きをとっていない場合も多いとされ、同法に抵触
> している疑いもある。転勤や就職・進学など春の引っ越しシーズンを前に、東京都消費生活総合センターでは
> 「大型ごみを出す機会が増え、被害が拡大する可能性もある」と注意を呼びかけている。

この事例に限らず、ゴミをめぐるトラブルが社会問題になっている。
代表的なものでは不法投棄。
それから、回収業者もしくは回収業を営まざるを得ない状況にある人達によるトラブルがある。

大量に出されるゴミをいかにして低コストで処理するのか、というのは、今や全国の地方自治体に共通する問題ではないだろうか。
私の住む市でも、ゴミ対策をいろいろ考えているようで、最近では市指定ゴミ袋の有料化に踏み切り各世帯に費用の一部を転化するようになった。
それは仕方ないとしても、私が一つ問題に感じているのは、回収業者の質である。
というのも、私自身が回収業者に関するちょっとしたトラブルを経験したからである。
私の事例を要約すると、再生資源の回収を市が業者に委託しているのだが、その委託業者のモラルがやや低いことが原因で回収当日にモメてしまったのだ。
その後少し調べてみると、地域毎に回収業者の協会があり、市はその協会に対して委託をする、そして協会に加盟している業者の中から各地区に適当な業者が割り振られるシステムになっていた。
委託業者になるための基準とか条件までは調べていないが、私が感じる限り「生活する為にたくさんのゴミ(再生資源)を集めてなんぼ」といった態度の業者が多いような気がした。
つまり、再生資源の回収は行政サービスの一環であるにも関わらず、委託業者にその意識が低いケースが多いのではないか、ということである。

それと、ゴミ回収日当日の朝、自転車や軽トラで乗りつけゴミを勝手にあさり、金になるゴミだけを回収している人を見たことはないだろうか?
荷台にたんまり新聞紙や週刊誌、アルミ缶を載せている人。
ゴミが金になるという現状があり、それで生活をしている人がいるのは分かる。
そういう人の事を考えたらゴミの一つや二ついいじゃないか、と情に流された意見を近所で聞いたことがある。
しかし、一旦ゴミとして出し、市に処分してもらおうと思っているのに横から勝手に持っていかれるのは気分がいいものではない。
市の担当課に問い合わせてみると、一旦ゴミとして出したモノについては、法律としては誰のモノでも無いらしく、従って誰が持って行こうと構わないらしいのだ。
これって、おかしいと思う。
持って行くのが金になるゴミに限られるとは言っても、人に見られたくないモノだってあるだろうし、第一捨てた側の意識としては処分してもらいたくてゴミにしたのに、行政側が責任を持って処分してくれない、いや出来ないのでは、安心してゴミも出せやしない。
生活に困っている人に対する雇用問題とは別次元の問題として捉えるべきであろう。
それと、行政側も、そのようなゴミに関する問題を認識しておきながら「仕方ない」といった感じで云わば放置している態度、これこそ問題だろう。
これについては、行政が条例で責任をもって回収しようとする動きもあるようだが、是非とも法整備も含めて全国的な動きになって欲しい。
この件について私は市に改善要望をあげました。
まだ改善される様子はないですが。

それともう一つ。
行政側の動きとしては、ゴミ少量化・ゴミ削減が全国的な大きな流れだと思う。
ゴミの処分に費用がかかるのだから、ゴミを減らしてコストを下げようとする。
それはもっともな話だと思う。
私たちはゴミを出来るだけ出さないように生活すべきでしょう。
ただ、それと同時に不法投棄をどうやって防ぐのか、また、回収業者のモラルの問題など、私たちの生活に身近なところでのゴミに関する問題についても合わせて検討するべきだと思う。
どうも、市の広報を見ていると、財政難によるコスト削減という本当のコトはあまり大きな声では言いたくない、という雰囲気を感じる。
ゴミ少量化には協力するから、その他の問題も検討しようよ、と思う。
そういう行政側の態度は、高度経済成長期の公害問題、つまり行政・企業の論理が優先されそのツケが地域住民の健康被害・環境破壊へと結びついた構図と似ているように思える。

なんだか、たかがゴミのコトでそこまで話を大きくすんなよ、って思われてしまったかもしれないけど、意外とこういう社会問題って私たちの身近で起きているのかもしれませんよ。
[PR]

by k_milliard | 2005-02-13 13:53 | 寸評


<< 犯罪の起こりにくい町づくり      「ガラスの地球を救え」ならぬ「... >>