2004年 10月 18日
10月16日 よみうりテレビ「たかじんのそこまで言って委員会」 最初のテーマが「南京大虐殺」でした。 新聞のテレビ欄で知っていたので、とても楽しみにして観ましたが、期待外れでした。 というのも、番組に出演されていたのは南京大虐殺に対して「なかった派」の方が大勢を占めていて、いわゆる「あった派」が一人もいなかったからです。 私は両派の白熱した議論を期待していたのに、客観的にみれば「なかった派」の一方的な主張にとどまってしまった。 つまり、議論にならなかったのです。 その理由は、「なかった派」のゲストとして西尾幹二氏が出演されてましたが、「あった派」の有識者に出演を依頼しても誰も出演されなかったそうです。 番組では「あった派」として議論に参加してくれる人がいたら出演して下さい、ということでした。 匿名のメールやFAXならたくさんくるのに、顔を出して実名で出演する人がいないそうです。 地上波でここまでつっこんだ番組を放送したことは画期的と言えるけれど、議論にならなかったのは残念だ。 一言でいうなら、不戦勝。 言っちゃ悪いが、これでは敵前逃亡と同じで、自らその主張の敗北を意味しているのではないのか。 おかしいじゃないか。 私の認識が間違っていなければ、まだ世間では南京大虐殺があったと盲目的に思っている人の方が多いと思う。 あの局とかこの局とか、あの新聞とかこの新聞とか(言わなくても分かるでしょ)、「南京大虐殺」はあったものとして報道しているというのに、議論にならないとはどういうことなんだ。 正々堂々と議論して下さいよ。 あったことはあったこととして、私は知りたいんですよね。 だけど、こんなんじゃ、やっぱりなかったんだ、と思わざるを得ないでしょう。 公の場での議論を避けるやり方は、竹島問題をまともに議論しようとしない韓国と同じ。 やり方が汚いんだよ。 次、このテーマで放送するとしたら「あった派」が議論に参加したときだと思うので、私はそのときを楽しみにしたいと思います。
by k_milliard
| 2004-10-18 13:14
| テレビ
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